楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 『都営三田線』住みたくない沿線,お勧めできない路線
>> イクメンと呼ぶな!イクメンいう言葉に不快感

日本橋の景観って、そんなに大事? 首都高地下化や撤去まで必要?

 
スポンサーリンク
 東京・日本橋は、日本の道路の中心です。五街道は日本橋を起点としていて、現在でも日本橋から、南に国道1号・北に国道4号が伸びています。東京の国道は、23区にはいると方面標識が「日本橋」になり、「日本橋 7km」のような表示がされますので、存在感は以前として大きいものがあります。江戸時代、お江戸日本橋が経済と商業の中心で、栄えていた歴史のあるところだというのも結構です。

 日本橋の上に首都高速都心環状線の高架がかかり、景観を悪くしている、ぜひ、高速道路を地下化すべきだという意見が、非常に根強くあります。地元の人がそういうのは、騒音や陽当たりの問題もあるので当然ですが、それは日本橋に特有のことではないので、取り立てて日本橋を優先するべき話にはならないでしょう。

 しかし、首都高速を地下化するのには、かなり長い区間の地下化が必要で、莫大な工事費がかかります。そこまでするほど、日本橋の景観は重要なのでしょうか?

 日本橋に立ってみると分かりますが、観光客など皆無で、
通行人もビジネスマンぐらいで、橋だって大して風情があるわけでもない普通の橋。首都高の高架を撤去したところで、ここの景観を満喫しにやって来る人がいるような雰囲気でもありません。

 当然、地元としては、それを機会に橋も新しくして街おこしにつなげたいのでしょうが、それでは地方都市の観光誘致と変わらぬ発想です。ましてや、浮世絵に出てくるような木造の橋にできるわけでもないですから、大した観光資源になどならないでしょう。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。