東京・江東区の、東西線「南砂町」駅の近くには、以前から大型スーパーのジャスコ（現・イオン）がありました。都心から比較的近くにある大型スーパーは当時は珍しく、目黒区・都立大学駅付近のダイエーと人気を二分し、東京中から客を集めていた、知る人ぞ知る存在です。

　その南砂町には、近年、イトーヨーカドー「アリオ北砂」と、同じくイオンが出店する「スナモ」ができ、明らかに大型スーパー過剰の状況に陥っています。しかし、この状況が功を奏して、南砂町にはファミリー層を中心に、比較的離れた地域からもクルマで客がやってきます。

　この周辺には、ニトリやオートバックスなど、都心近くではあまり見られないロードサイド店も充実しています。

　これほど買いものに充実した環境ですか、南砂町周辺のマンションに住んだらさぞかし生活に便利だろうと、物件を探す人も多いでしょう。

　南砂町にマイホームを求める場合には、次の点をよく調査して、納得してからにするべきです。

・江東区ゼロメートル地帯
・液状化問題
・地下鉄東西線の混雑および、代替通勤ルート
・六価クロムによる土壌汚染問題