楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 1号上野線 [首都高速の謎④]
>> 都営浅草線ではなく、都営馬込線も同然

相鉄・JRの直通運転開始で、横浜駅周辺がゴーストタウンに

 
スポンサーリンク
 相模鉄道は、現在は横浜駅を起点とする私鉄で、東京都心へ通うには横浜駅での乗り換えを余儀なくされ、東京への通勤には不向きな路線です。しかし、バブル期の地価高騰で、マイホームをより郊外に求めて、東京への通勤客も相鉄線沿線に大勢が住まいを構えました。

 彼らは現在、相鉄で横浜へ出て、主にJR東海道線などを使って都心方面へ通勤しています。この乗り換え時間は、決して短くはなく、利用客は大変な不便を強いられているとも言えます。

 しかし、相鉄線は数年後には、西谷駅からJR東海道貨物線への短絡線を建設し、東京都心へ直結させ相互直通運転を始める予定です。これにより、横浜駅での乗り換えは不要となり、横浜駅の乗り換えターミナルとしての機能は半減するとも言われています。

 横浜駅でのJR線どうしの乗り換えは改札内で可能で、京急線はもともと品川・都心へ直通していますから、改札外に出てきて駅周辺を回遊する利用者は、激減するのではないかというのです。

 横浜の都心は、関内駅などを最寄りとする地区で、
横浜駅周辺はもともと中心地ではなく、単に交通結節点であることで栄えた人工的な繁華街です。横浜駅周辺の商業施設、髙島屋や横浜そごう、ルミネやジョイナスの利用を支えているのは乗り換え客であるという一面もあるので、相鉄沿線住民は今後は横浜ではなく、東京の渋谷・新宿、銀座・日本橋まで足を伸ばして買い物する機会が増えてきそうです。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。