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青梅街道の上を首都高速は走るか

 
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 青梅街道といえば新宿から杉並・田無方面へ向かう東京の大動脈の一つですが、玉川通り、甲州街道などの上空には首都高速道路が通っているのに、青梅街道の上は、空間が空いています。

 青梅街道は、新宿を抜けて直通する靖国通りが都心部を東西につらぬく貴重な大動脈であるほか、そのまま国道14号京葉道路・千葉街道になることからも、その重要性は分かります。

 ところで、青梅街道には不自然な部分があります。

 まず、沿道の建物が、低層部分のみ道路ギリギリになっていて、高層部が道路から後退している建物が多いのです。これは、明らかに、将来の拡幅・セットバックに備えたものです。

 また、中野坂上交差点ほど不自然なものもありません。山手通りと青梅街道の交差点なのですが、ここは地下に丸の内線、首都高速中央環状線、都営大江戸線の3つが交叉する高度地下利用ポイントとなっています。しかし、地上にはなにもありません。

 特に新宿方面から中野坂上交差点にさしかかるところは、
山手通りを右折するクルマが多く渋滞ポイントとなっており、普通なら絶対に立体交差化するべきところです。しかし、地下は丸の内線があるので、オーバーパスで立体交差化するしかないでしょう。

 ですが、実は、「内環状線」と呼ばれる高速道路の構想があり、実現の目処はたっていませんが、それのための空間として青梅街道の上部の空間を開けておく必要があると言われています。「内環状線」は、錦糸町、岩本町、飯田橋付近を通って中野坂上方面へ抜ける広域幹線道路の路線です。

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