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異性への告白もLINE、既読スルーで落胆する若者たち

 
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 手紙から電話、電子メールと、通信手段の進歩によって、恋愛のスタイルも大きく変わってきましたが、ここへ来てまた若者の恋愛に大きな変化が訪れているといいます。それは、コミュニケーションツールとしての「LINE」の登場です。

 異性への告白も面と向かって堂々とできる骨のある男女は減りつつあります。そんな中、自分が傷つくのを恐れ、LINEなどで告白をする若者が増えているのです。それも、あくまでも軽いタッチで、重苦しくならないようにサラッと「付き合わない?」ぐらいの短いセンテンスでなされます。

 LINEには、近年問題視されている「既読スルー(KS)」という悪しき文化があり、同性間の食事の誘いなども含め、応諾は返信するものの、拒否は無視で表現される傾向があります。告白も同様で、既読なのに返事がないということはすなわちNGなのだと解釈し、これが失恋の一形態なのです。

 本来、男女交際とは申し込む方が相応の覚悟を以て望み、それでこそ得られた喜びも大きいものです。LINEの既読スルー文化は、
恋愛と告白の重みを、まるで無くしてしまいました。軽い気持ちで告白をしまくり、当たればラッキー、というのが恋愛のスタイルとして確立してしまったら、人間と、他の哺乳類とを隔てている大切なものをまた一つ失うことになるでしょう。

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