伊勢丹百貨店は、三越が凋落した今となっては、まさにデパートの雄で、ことファッションに関して昔から定評があり、東京に来たら、最も訪れたいデパートですね。

　伊勢丹は、東京メトロ丸ノ内線の「新宿三丁目」駅が最寄りで、駅に直結しています。しかし、新宿駅と新宿三丁目駅は非常に近く、駅自体も地下道でつながっており、東京っ子でこの区間を、運賃を払って乗るような人はいません。

　ではＪＲ新宿駅から、伊勢丹までは、迷わずに行かれるのでしょうか？

　ＪＲ新宿駅の東口、いわゆる「アルタ前」の広場に来てしまえば、アルタのある道が新宿通り（旧青梅街道）で、伊勢丹まではこの道をまっすぐ駅から遠ざかる方に歩けばつきます。東口に降り立てば、片側２車線・全４車線の道が新宿通りですので、そう思っていれば、すぐに分かります。５～１０分で伊勢丹に着きますが、遠くからは見えないので、アルタ側にわたらず（アルタと伊勢丹は道の左側にあります）、右側を歩いていた方が、伊勢丹を早く見つけて安心することができるでしょう。

　しかし問題は、 ＪＲ新宿駅の東口に出ることが、難易度が高いということです。新宿駅には、ホームを横断する通路が４つありますが、このうち南通路からは東口には行けません。中央通路は、「中央東口」、北通路が「東口」に出ますが、いずれも地下一階。地上に上る階段はたくさんあり、どれが東口の実体かは分かりにくいのです。

　確実なのは、丸ノ内線乗り換えを目指して歩き、改札口を見つけたら、改札を入らずに右に曲がりそのまま地下道を真っ直ぐ歩きつづけることです。そうすると、地下道経由で伊勢丹に行かれます。