楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 山梨県に旅行するなら、甲州産ワインしか飲めない!?
>> 別れた彼氏が毎日、夢に出てくるのはなぜ

便利な江東区に住みたい、でも水没が怖い

 
スポンサーリンク
 東京23区の中でも、特に江東区は、ゼロメートル地帯として知られます。中央区や江戸川区も大差ないはずですが、江東区が特別にゼロメートル地帯のイメージが大きいのは、小学校の社会科の副読本で取り上げられている影響が大きいのでしょうか。

 江東区は都心(大手町)に近い割には地価が安く、生活がしやすい地域として人気があります。同じ地下・家賃水準を求めるなら、西側だと23区を通り越して、調布市や三鷹市まで後退する必要があるかも知れません。江東区なら、地下鉄東西線等を利用して3~5駅で日本橋・大手町まで到達できます。

 しかし、キャサリン台風級の、50年に1度の水害が起きれば、ひとたまりもありません。堤防は1箇所が切れれば終わりなのです。江東区はおろか、墨田区や足立区の千住地区に至るまでが水没し、大惨事となるでしょう。

 従って江東区に住むにはまず泳げることが絶対条件で、ライフベストや救命ボート、せめてビート板程度は常備しておく必要があります。浮き袋は、膨らますのに時間がかかるので役に立たない恐れがあります。

 ちなみに、江東区の土壌は六価クロム汚染の問題もありますから、
やはり江東区の地価が安いのはそれなりの理由があると心得て、同じ家賃を出すなら、(または同じ額のローンを組むなら)多少都心から離れても西側の方が良いという考え方もできます。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。