東京・青山といえば、ブランドショップが建ち並び、オシャレな美容院が多く、町並みも洗練されていて、日本人でも外国人でも、東京に訪れたなら真っ先に行ってみたいスポットの一つです。

　しかし、「青山」とは一体どこなのでしょうか？　「青山」という駅は、路線図にも見あたりません。

　ここで、東京初心者が犯してしまいがちな過ちが、「青山一丁目」駅で降りてしまうということです。これは、もう、トンチンカンですね。なぜでしょう？

　まず、「青山」という住所は現在「北青山」「南青山」に分かれていますが、青山通りに沿って、赤坂方面から順に、１丁目、２丁目、……と配置されています。例外もありますが、おおざっぱなイメージはこのように持って下さい。

　従って、「青山一丁目」は、東の端っこで、赤坂のとなり。「赤坂御所」や「赤坂郵便局」の最寄り駅です。本田技研の本社、赤坂御所、明治記念館にご用の場合は、青山一丁目で降りましょう。

　「絵画館」「銀杏並木」「神宮球場」「青山墓地」「青山ベルコモンズ」に行きたい場合は、外苑前駅が最寄りとなります。

　しかし、観光客が思い描いている「青山」 、つまりショッピング街でありグルメ街であり、美容院の街としての青山は、「表参道」から「原宿」にかけての一帯です。「明治神宮前」駅も、含まれます。

　根津美術館、紀伊国屋、ハナエ・モリビル、ブルーノート東京、ほぼ全てのブランドショップ、といったものも全て、表参道駅が最寄り駅と考えて良いでしょう。