楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> とくダネ!ちぐはぐな小倉智昭と菊川怜のやりとり
>> メガネだと就活に不利?

テレビを近くで見るとなぜ目が悪くなるのか

 
スポンサーリンク
 テレビを近くで見ると目が悪くなるとか、テレビばかり見ていると目が悪くなるとか、昔はそういうことをよく言われました。これは、ブラウン管だからなのでしょうか? 液晶でもやはり、目が悪くなるのでしょうか? そして、テレビを見ていると目が悪くなるのは果たして本当なのでしょうか?

 まず考えられるのは、テレビは発光体でありますから、発光体を見ていることによる目の疲れです。これは、液晶であってもバックライトがあるので発光体であることに変わりはありませんね。人間は普段、発光体を何十分も見つめるというのは、まずないことです。本来、発光体は、天体と火、そして蛍などの発行生物ぐらいしかないのです。人間の目は、発光体を長時間見続けるようには出来ていません。

 それだけでなく、遠近があるように見えて、実は平面である、というのも重要です。テレビに映った人物と背景は、人間の脳は、背景のほうが遠くにあると認識しますから、無意識のうちに、人間を見ていてそのあと背景を見ると、目のピントを遠くに合わせようとします。そういう焦点距離調整の本能もむなしく、テレビの画面の中では、実はすべて同じ距離にあるわけです。これでは、目の遠近調整機能が狂ってしまいますね。

 この理屈からすると、絵や写真も目に悪い、
ということになりますが、絵や写真はそんなに長い時間眺めていません。テレビは何時間も平気で見てしまいます。よく、本屋漫画ばかり読んでいると目が悪くなるといわれるのも、この時間が関係ありそうですね。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。