「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
テレビ朝日の深夜トーク番組「マツコ&有吉 怒り新党」の勢いが止まりません。この番組の人気を支えているのは、なんといっても有吉弘行の歯に衣着せぬ物言いと、目線が一般サラリーマンに近いことでしょう。マツコ・デラックスも、正にタレント生命を削って言いたい放題にしていますが、有吉は自然体でそれをやっていて、その後のタレント生命も気にせずに言い放っているところが、見る者にカタルシスを与えてくれます。
しかし、この番組には、番組全体の半分にも及ぼうかという、おまけコーナーがあるのです。「新三大」という企画です。これは、完全に蛇足でしょう。
視聴者としては、たっぷり有吉・マツコの会話を聞いて共感に浸っていたところで、突如としてそれを終了され、この押しつけ企画に切り替えられるのです。大体、番組コンセプトと「新三大」はほとんど関連がなく、このコーナーが始まると、せっかくの二人は単なるコメンテーター以下に成り下がります。
毒舌トークは正に命を削ってやるものなので、30分も続ければ消耗してクタクタだというのでしょうか? しかし、二人に負担をかけず、番組を1時間にするために、仕方なくあのような企画をねじ込んでいるのでしょうか。これは視聴者への裏切りですね。別々の30分番組2本に分けてくれた方が、視聴者から見たら、分かりやすいと思われます。
アニメ番組では、アニメの制作に大変な手間とお金がかかることから、
「最初の歌」「終わりの歌」「予告編」「CMに行く前のつなぎの映像」などによって、実質のボリュームを下げることに懸命です。「新三大」もそれと同じだというのでしょうか。大胆ですね。
は編集部のオススメ記事です。