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若手・中堅に限らず、お笑い芸人は、番組中でよく、どもります(かみます)。この傾向は、「おしゃべりのプロ」のはずのお笑い芸人に顕著で、ゲスト出演している俳優や歌手、スポーツ選手などに比べて、不思議と、お笑い芸人の方が良く、セリフを噛むのです。
何度かどもっているうちに恐怖症になってしまい、滑舌悪いどころか、品川庄司の庄司智晴など、もはや「噛み芸人」といってもいいぐらいになってしまいました。
お笑い芸人に限ってこの傾向が強いのはある種当然で、彼らは長い下積み時代を得て、やっと勝ち取ったのが、そのバラエティ番組のひな壇の1席で、そのチャンスに賭けています。歌手や俳優が、半ばイヤイヤ、副業や番宣で出演しているのとは、思い入れが違います。しかも、その数少ない発言チャンスに、彼らは受けて笑いを取らねばならない。普通のことを言えばいい俳優や歌手と違うのは当然で、重圧と重責があります。
しかし、本番で噛むのを避けたいと思っているお笑い芸人はたくさん
いるはずですから、ここで一つ、噛まないための秘策を紹介しましょう。それは、ワンチャンスと思ってしゃべらず、ひな壇にいても、常に反応し相づちをうち、10回しゃべって3回テレビに映り1回が受ければいい、そういう気持ちで、もっとしゃべりまくっていればいいのです。「このチャンスを生かさねば」などという意気込みで「久しぶりに」口を開いても、唇はもつれて喉は開かず、どもってしまうのは当然と言えます。
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