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セールス電話は「お忙しいところ大変失礼いたします」から始める

 
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 いわゆる営業電話、セールスの電話は、会ったこともない人にいきなりかけるわけですから、本質的に大変失礼なものです。こういった電話には暗黙のマナー・決まり事があります。その一つが、しゃべりはじめの第一声で、出だしを「お忙しいところ、大変失礼いたします」とするべきだということです。

 当然ですね。忙しいかどうかは分かりませんが、とにかく突然の電話なのです。ですから、「本日は、突然のお電話、誠に申し訳ございません」と始めるパターンもあり、こちらの方がより、実態に即した謝り方でしょう。

 しかし、この決まり文句には大切な意味があるのです。

 それは、電話を受けた方は、しゃべりはじめのこの文句を聞いて、「あ、セールスだな」と一瞬にして悟ることができるのです。あとはお互い「時間のムダだ」と分かりますし、大抵の人は、この出だしを聞いて、あとは電話を切るタイミングだけを計り、ガチャンと切ってしまうことでしょう。

 このような決まり文句を使わないと、相手が「セールスだ」と察知するまでに余計に時間がかかり、お互いに無駄な時間を使ってしまいます。しかし、いきなり「セールスなんですが……」と切り出すのも無粋ですから、それとなくセールスだと悟らせるために、このような言い回しで始めると良いでしょう。

 セールスであることがばれないように隠したところで、
買わない人は買わない、契約しない人はしないので、セールスであることを悟られないようにしたり、「営業ではない」と強弁するのは、殆ど意味のない行為です。

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