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東京の地下鉄には、それほど多くはないものの、「丁目」がついた駅名がいくつかあります。都電時代を引きずったものかも知れませんが、古い路線に良く見られ、また、現在の住居表示とは異なるものもあります。
銀座線では「青山一丁目」、有楽町線では「銀座一丁目」がありますが、丸の内線だけは突出して3つと多いのです。本郷三丁目、四谷三丁目、新宿三丁目です。お気づきのように、なんと、全て「3丁目」なのです。
このうち、本郷三丁目は、「本郷駅」が存在していないのですから、「3丁目」を駅名に付けなくてはいけなかった理由はナゾです。
駅はいくつかの丁目にまたがっている場合もありますし、その集客・影響範囲から言って「丁目」を駅名にするのは、不適切としか言いようがありません。
新宿三丁目は、新宿追分という名称がある歴史ある街道分岐点。または、
三光町・角筈などといった名称でも良かったはずです。四谷三丁目も、今でも付近に愛住町、左門町などの旧町名が残されています。
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