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関越自動車道の、三国峠を短絡する「関越トンネル」は、長大な道路トンネルとして知られます。またこの地方は、川端康成の「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」でも知られるように、雪の多い地域で、冬場は、スタッドレスタイヤまたはチェーンなしには通行できません。
スタッドレスタイヤなら何も悩みもないのですが、チェーンの場合、トンネルの前後で雪が降っていたら、トンネル内もチェーンを付けたままでよいのでしょうか?
一般に、雪のない路面をチェーンを巻いたまま走行すると、音や振動も気になりますし、チェーン切れやバーストなどの事故につながりやすく、危険です。10キロにも及ぶトンネル内では、チェーンを外すべきであることは言うまでもありません。
しかし、実際問題としては面倒くさいわけです。高速道路のチェーン着脱状は、融雪パイプから水が噴き出して付近は水浸し、決して作業しやすい環境ではないですから、何度もやっていられないですね。
そこで、関越トンネルでは、非金属チェーン(ゴムチェーン)の場合に限り、
運転者の判断で、チェーンを着けたまま走行しても良いようです。速度は50キロ以下に抑えて、左側の走行車線を走りませしょう。
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