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東急東横線は、長らく急行の停車駅が多い状態が続き、「隔駅停車」と揶揄されてきた歴史があります。ところが湘南新宿ラインをJRが開業させた頃から対抗措置が必要となり、学芸大学駅や綱島駅などの泡沫駅をようやく切り捨てた形で「東横特急」がデビューしました。当初は中目黒駅も通過扱いとなっていましたが、すぐに停車するよう改められました。
しかし、その東横特急でさえ、渋谷と横浜の間に、中目黒・自由が丘・武蔵小杉・菊名5お4駅もあり、横浜まで5駅もかかります。東海道線の普通電車が東京駅から4駅で横浜に達するのですから、これで「特急」とは、恥ずかしいですね。
しかし、武蔵小杉駅は、南武線への乗り換え路線としての地位を確保するためには停車が望ましく、菊名駅も、新横浜駅へのアクセス路線としての地位を維持するには停車が望ましいでしょう。
一方、自社路線である大井町線にしか乗り換えができない自由が丘駅は、特急を停車させるほどの必然性がありません。むしろ、渋谷-武蔵小杉間で競合関係にある湘南新宿ラインに対して優位性をアピールできるでしょう。
自由が丘はオシャレタウンである程度の集客があるとは言え
、同じくネームバリューの高い代官山が各駅停車しか停まらないことを考えれば、特急停車は身に余るというものです。
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