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地方に住んでいると、東京や大阪など都会に出て行った我が子のことはとかく構ってやれず、何かしてやりたくなります。そこで、米や野菜などの食べ物を我が子に送るケースがとても多いようです。家が農家の場合には米や野菜が送られてくるのは仕方ないのかも知れません。しかし、自家菜園や庭で作った野菜や、近所の人と物々交換した作物などの、結構適当な食材も含まれます。
よかれと思って送るのは咎めることはできませんが、我が子が結婚してからはこれには注意が必要です。
息子のために、経済的にもよかれと思って、野菜や米を送っても、それは若い夫婦のライフスタイルには合わないことが多いのです。多すぎてもてあまし、腐らしてしまったり、使わない野菜だったり。また、不揃いな野菜、形のいびつな野菜、虫の湧く米などは田舎では当たり前でも、都会育ちの嫁には嫌われるかも知れません。
問題は、こういったことが、夫婦喧嘩の原因になることです。「せっかくおふくろが送ってきてくれたものを粗末にするな!」とか、「米に虫が湧いてるぐらいでガタガタ言うな!」とか。息子さんがそういわなくとも、送ってこられるだけで嫁にとってはプレッシャー。本当は迷惑なのに、会ったときには「お義母さん、いつも野菜送ってくれてありがとうございます」と言わなくてはならないのです。
こういった現物支給の仕送りは、結婚を機会にやめるべきでしょう。特に、嫁から見ると、こういった行為は全て「マザコンなのではないか」という疑惑のネタになります。
送ること自体が親の自己満足であり、本当に我が子のことを思うのなら、なぜ夫婦不仲の原因になるようなことをするのですか。現に慎むべき行為と自戒しましょう。
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