「竜兵会」「小泉会」のように、芸能界には、ある人を中心とした特定のメンバーの集まり、またはその飲み会・食事会が、いろいろあるようです。このことにちなんで、近年では、芸能人以外の一般社会でも、飲み会やそのメンバーに「○○会」と、人の名前を付けることが多くなってきました。 また、部長や上司、有力な先輩などに媚びを売るために、腰巾着や太鼓持ちが人を集めて飲み会を企画して「○○会」などと言って、上司・先輩に媚びる傾向もあるようです。当の本人もまんざら悪い気もしないようで、いい気になっている例もたくさんあるでしょう。 よくよく考えると暴力団のようなネーミングですが、最近では、自分の名前のついた飲み会や派閥の存在を誇りに思う人もいるようです。しかし、その実、裸の王様だったりすることもあるので、注意は必要です。 ○○会などと自分の名前を付けられていい気になるのではなく、 「これはみんなの会なのだから、私の名前なんか付けなくて良い。からかうな」と言えるようになりたいものですね。本当に人望のある人は、自分の参加する全ての会合が、実質的に自分の「○○会」だったりもするのです。