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東京・都心のゲリラ豪雨、浸水と洪水の危険は?

 
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 夕立がゲリラ豪雨と呼ばれるようになって久しいですが、この名前がしっくり来るほどに、近年の夕立は激しく、局地的で、雨量も多くなっています。東京近辺ではゲリラ豪雨の起きやすい地域はある程度決まっており、千代田・港・中央などの都心部ではそれほど激しい雨が続くことはまだ経験していません。

 一方で、荒川放水路を中心とする、江戸川区・江東区・足立区などは洪水危険地帯として知られており、人々の心の備えもそれなりのものがあります。しかし、コンクリートで固められ近代的なビルがそびえ立つ都心は、多くの人が集まり、一旦洪水などが起きると被害が甚大になるだろうことは誰でも想像がつきます。

 都心部で危険なのは、まずは地下施設です。東京駅を中心として地下通路が張り巡らされているほか、新しい地下鉄はかなり深いところを掘られています。深い駅こそ、仮に浸水被害にあったときには逃げづらく、阿鼻叫喚となるでしょう。

 また、昼間人口が非常に多いことも問題になります。
完全に浸水して海のようになってしまったとき、ビルにいる全員が避難できる余裕は到底、ないでしょう。水が引くまでは身動きが取れない状態が続くことは覚悟が必要です。都心のオフィスで働く人は、一昼夜しのげる程度の非常食と水は常備しておいた方が良いかも知れません。地震用の備蓄は、地下倉庫に浸水して取りに行けなくなる恐れがあります。

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