有名人が死ぬと、2度ニュースになる。 死んだときにニュースとなり、数日後、告別式が行われたということがニュースになります。犯罪被害者でも同様です。何とか君が暴行を受けて殺害されたとかいう一般人が殺人事件に巻き込まれたケースでも、事件がニュースになり、次に、告別式がニュースになることがあります。 どちらのケースでも、弔問客にインタビューをして、それを垂れ流します。「あんなに素晴らしい才能の持ち主は、今後現れない」だとか、「何とか君は、明るくてクラスの人気者だった、将来は学校の先生になるのが夢だった」だとか、どうでもいいコメントを流します。 これって、必要なのでしょうか? ニュース性から言えば、前者はニュースですが、後者は、 その時点で予定されていたイベントですから、よくやる「地方の祭のニュース」とか「アヤメが見頃」とか、そんなようなのと変わらなくて、単なる「話題」でしかないのです。 芸能番組、ワイドショーなどの「野次馬番組」でこういうのを扱うのは結構ですが、ニュースと名のつく番組では、謹んで欲しいものですね。