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ストロンチウムは、あの炎色反応で覚えた

 
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 福島第一原発の事故で放出された放射性物質の中でも、ウルトラ級に危険だと言われているのが、ご存じの通りストロンチウムです。当初、重たいから遠くに飛ばないとされていましたが、結局のところは簡単に気化して飛ばされてようで、横浜でも検出されています。

 そのカルシウムに似た性質から、骨に吸収されて長く留まり、白血病の原因になるとされています。海に流出したものは貝のカルシウムとして吸収され、貝殻はニワトリのエサになり、ニワトリの卵の殻は卵殻カルシウムとして菓子などに使われますから、大変危険です。

 そんな猛毒
ストロンチウムですが、それはあくまで「放射性ストロンチウム」の話。同位体である安定なストロンチウムは、良く考えると、何となく聞き覚えがありませんか?

 そうです、「リアカー無きK村動力借りるとするもくれない馬力」という意味不明な覚え方で覚えた、

「Sr=紅」

 これがストロンチウムなんですね。原発で初めて出てきたような恐ろしさがありますが、安定同位体は我々の身の回りにも使われています。

水道水のストロンチウムは煮沸や蒸留で除去できるか
「リアカー無きK村動力...」炎色反応覚え方の意味
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