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2012/7/24に文部科学省によって、降下物に含まれる放射性物質の測定結果が公表されたようです。ここで、セシウムよりも恐ろしい放射性ストロンチウムが関東地方全域にも広がっていることが明らかになり、波紋を呼んでいます。
なんでも2011年3~12月分の試料を分析した結果だそうで、なぜこの時期の発表なのかと疑問に思いますね。不誠実も甚だしいです。
ストロンチウムは、カルシウムに似た性質から、骨に蓄積されます。骨は血液を作る場所ですから、白血病の原因になるとも言われ、また、骨のがんを引き起こす可能性もありますから、最も恐ろしい核種のひとつだと言えます。お子様のいるご家庭では特に心配でしょう。
今回最大値を記録したのは、茨城県の6ベクレル/㎡。これは、
大気圏核実験が盛んな1960年代の60分の1としていますが、私たちが受ける被曝は、当時と異なり、食べ物から・水からと色々な経路で放射能に晒されているわけですから、決して看過できる数値とは言えないでしょう。
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