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年越しそばぐらい、放射能を忘れて食べたいが…

 
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 大晦日といえば一年の総決算で、忘年会よりも後のこの日は、行く年よりも来る年に気が行いっているものです。一年で最も厳かな気持ちになる大晦日・元旦ぐらいは、放射能の恐怖からは解放されたいものです。

 しかし残念ながら、年越しそばは、やはり放射能汚染の心配があります。ソバは、ソバの実から作りますが、実は植物の中でも放射性物質が蓄積しやすい傾向にあります。国産以外のソバといえば中国産が主ですが、こちらは土壌汚染などの問題もあり、別の意味で安全とは言い難いですね。

 つなぎがまた、良くない。小麦粉は数%が国産ですが、茨城産の小麦は多く出回っています。へぎそば等で使う布海苔は海草ですから、こちらも汚染が心配。天ぷらの海老は輸入物なら放射能としては心配はありませんが、衣に使う卵や小麦粉には不安が残ります。

 薬味がまた、良くありません。生わさびをおろして使う場合は、汚染地域のものでないか注意した方がよいでしょう。西洋わさびを主原料とするねりわさびの方が安心かも知れません。刻み海苔をかけたいところですが、海苔は産地を厳選した上で使わないと、危険です。

 ……と、こうして心配し出すときりがないわけですが、
こうして放射能のことを気にして食事をしてきた一年間の総決算には、正にふさわしいと言えます。どうせ、来年も、再来年も、放射能の恐怖から逃れることはできないのです。大晦日ぐらいは、そんなことを忘れて年越しそばをたらふく食べるのも悪くないでしょう。

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