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ローストビーフやローストポーク・ローストチキンなど、オーブンで調理する肉料理では、中の状態が分からないので、焼けているのか気になりますね。このようなときに、串で刺してあふれてくる肉汁の色で見分けるということが行われます。
つまり、透明な肉汁なら焼けている、ピンク色や赤色なら焼けていない、という具合です。
しかし、食卓に並べたら、皿にピンク色の肉汁があふれてしまった……なんてこともあるでしょう。これは、果たして食べて大丈夫なのでしょうか?
まず、
ものは考えようですから、ローストビーフの場合は、「レアステーキ」「牛肉のたたき」などと比較すれば、そもそも「焼けていない」ということが問題にはならないというとらえ方もできます。ローストビーフとしては生焼けだけど、牛のたたきだと思えばいい、ということですね。生食用の牛肉でないから……といったところで、生食用の牛肉なんて流通していませんから、気にしても仕方がありません。
牛肉・ラム肉などは元もと生でも食べられる性質のものですから、それほど気になりません。問題は、豚肉や鶏肉ですね。日本で育てられた豚肉に有鉤条虫がいるということはまずないようなので、それほど気にすることはないのかも知れませんが、やはり限りなく透明に近いピンクならともかく、赤っぽい肉汁は良くないかも知れませんね。鶏肉に関しても、鶏わさなどで生食するとはいえ、きちんと焼いた方が無難でしょう。
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