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兄弟の数、多いと弱まる家族の絆

 
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 よく「きずな」ということが言われますが、人と人の結びつきによる絆は、概して、人数が増えると弱まる傾向にあります。この世で最も強い絆は、夫婦や恋人などの、二人の男女間のものです。

 また、親友よりも三バカ、三バカよりも仲良しグループ、とだんだんと輪が広がるにつれて絆が弱まってきます。「クラスの絆」なんていうのは、もうガタガタです。その中には、仲の良い人も悪い人も居て、いくら美辞麗句で絆が強いといったところで、内部で利害が対立していて、外敵でも現れないとひとつにまとまるのは難しいものです。ひとつにまとまっているように見えても、必ず、冷めている人が一定割合いるものです。

 家族も同じです。大家族になるほど、家族の絆は弱まります。しかし、上記の事情から、これは必然と言えます。

 ところが、大家族ほど「家族の絆がうんたら……」というようなことを口にします。これには、事情があります。
要するに、大所帯過ぎて、言葉にして口に出し、確かめ合わないと絆を維持できないからなのです。

 本当に絆の深い間柄では、「絆」とわざわざ口に出して確かめる必要がありませんから、いちいちそんなことは言いません。

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