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「行けたら行く」 本当は偉大な意思表示

 
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 飲み会やイベントなどに誘うと、「行けたら行く」と答える人がいます。まさに幹事泣かせで、人数が読めませんし、困りものであると疎まれる傾向にあります。聞いてる方からすれば、「来れるのか来れないのかを聞いてるのだから、それでは返事にならない」と思っているようです。

 あれあれ? 変ですね。本来、行けることと、行くこととは全く別なのです。「来れるか来れないか(行けるか行けないか)」が問題なのではなく、「来るか来ないか(行くか行かないか)」が知りたいのではないのですか?

 そう、こんなことで腹を立てる人は、「行けるけど行かない」というもう一つの可能性を無視しているのです。「来れるなら来い」、きっとそう思っているのでしょう。自分勝手ですね。

 「行けたら行く」といっている人は、少なくとも、
行かれるなら参加したいといっているのです。ですが、行けるかどうかは、その時点では分からない。そんなの、仕方ないですよね、仕事の都合、他の予定のやりくり、忙しい現代人なら何日も先の予定をその場で確定させろといわれても、そうも行かないこともあります。

 「行けたら行く」というのは、「行くけど、やむを得ず行けなくなる可能性がある」という仕方のないことを言っているに過ぎません。これをトートロジーなどと勘違いして受け取る人は、逆の立場に立って考えてみれば分かるのではないでしょうか。

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