地方出身、特に農村地帯出身で、都会に出て暮らしている若い世代は、実家から何かと、米・野菜・果物などの食材が送られてきていることが結構あります。もちろん、我が子のことを案じての、親御さんの親心でもあります。

　しかし、その量が多すぎたり、一人暮らしでは外食なども多くなりますから、大量に送られてくる農産物の処理に困っている人も多いのです。

　こういったものを、家に遊びに来た人や、職場、近所などに無理やり押しつけようとするケースがあります。喜んでもらう人も中にはいますが、基本的には迷惑な話ですね。

　特に、田舎では自家栽培していたり、物々交換で他人が作ったものをもらっているケースがあり、商業的に育てた農産物でない場合は、形がいびつだったり、味が良くなかったり、腐っていたり、虫が湧いていたり、いろいろ問題があるものです。特に「田舎から送ってくる米」は、虫が湧く率が高く、正規の流通を介していない農産物の問題点でもあります。

　要らないものを人に押しつける人は、 おそらく食べ物を捨てる罪悪感から逃れるためにそうしているのですが、ということは、あなたはその人にとってただのゴミ箱。そう考えると失礼な話ですね。

　こういうものは、「私も食べきれないから迷惑だ」と言ってきっぱり断るようにすることもとても大切です。