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恵方巻きとは、単なる太巻きのことで、それを節分に食べるというだけの季節行事です。しかし、その起源には諸説あり、その年の恵方を向いて食べると縁起がよいという俗説を根拠にしているようです。
しかし、恵方巻きのルーツは、多分に商業的な事情が含まれていて、比較的近年にコンビニエンスストアやスーパーなどの販促活動によってこれを知った人も多いため、嫌悪感や不信感を抱く消費者が多いようです。
バレンタインデーのチョコレートや、それに対抗したホワイトデーも商業的なものですから同じといえば同じですが、これらは「いっちょ、乗ってやるか」と思えるものでもあり、また恋愛や贈答を絡めているので、成功すべくして成功しているとも言えます。
しかし、太巻きは、もともとご馳走でも何でもないですし、人にあげるようなものでもなければ、その日のうちに食べなくてはいけないものなので、扱いにくいといった事情があります。もともとぜいたく品ではないので、節分近くに高い太巻きを売っていたからといって買う気になれないのは仕方がないでしょう。
それでも関西圏の人たちには、寿司は大阪寿司といって
生ものを使わないものが中心ですし、巻き寿司も関東に比べれば普通に食べられているものなので受け入れられやすいのかもしれません。
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