「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
不妊というのは非常につらいものですが、残酷なもので、自分が不妊に悩んでいようと、周囲の友人や同僚・後輩は、次々と子供を授かっていきます。後から結婚した人にまでどんどん追い越されていく、これが不妊の現実なのです。
そんな中、自分は不妊治療中なのに、面と向かって友達に、「3人目が産まれることになった」などと報告されることがあります。相手には全く悪気はないのですが、これは本人にとっては強烈なダメージとなります。精神状態としては、とてもではないですが他人の妊娠を喜べるような状況ではありません。むしろ、こういった報告によって「これでまた一人、友達を失った」というようにさえ感じることがあります。
不妊症の人の排斥感・疎外感・被害妄想は、非常に大きなものです。それもそのはず、自分は大変な苦労をして、時に不妊治療に何百万円もかけているにも関わらず授かれない一方で、周りは何の苦労もなく授かるのです。平常心でいられるわけがありませんね。
そういうときには、思いっきり泣いても良いのです。泣いても
スッキリなんかしませんが、我慢したり取り繕う必要は全くありません。「ごめん、おめでとうとは言えない」の一言で、あとは泣くことで自分の思いを表現しましょう。
は編集部のオススメ記事です。