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タラとタラコの放射能汚染状況について

 
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 タラは、日本人には大変馴染みの深い魚です。鱈ちり鍋に代表されるように、鍋物には欠かせない冬の味覚です。また、湯豆腐にもタラが入っていないとさみしいですね。それだけでなく、タラの卵巣であるタラコは、最も好まれている魚卵の1つと言えるでしょう。御飯のおかずやおにぎりの具だけでなく、近年ではパスタにも使われます。また、明太子に加工されて、ラーメンやお菓子などにも使われ、幅広く食べられています。

 そんなタラですが、残念ながら生息域は、福島第一原子力発電所の事故による汚染が心配される海域と重なっています。福島沖ではないのでそれほど過度の心配はいりませんが、日本産もロシア産もアメリカ産も、結局のところは北太平洋で取れます。この海域は福島の汚染物質と無縁ではありません。セシウムやストロンチウム、プルトニウムなどが一定濃度で混入していると考えられます。

 また、タラは海底近くで生活する底生魚です。ヒラメやアイナメなどの底魚が汚染状況がひどいことを考えると、同様に危険だと推測されます。

 身だけでなく、卵巣(たらこ)や精巣(白子)については更に心配です。
植物が種子に放射性物質を蓄積しやすいのと同様に、繁殖に関係する部位ですから、汚染されやすい可能性があります。もちろん、福島沖の汚染海域で取れた出荷停止になるレベルの魚介類とはわけが違いますが、放射性物質を1ベクレルたりとも食べたくないと考えるのであれば、タラとタラコ・明太子は、一生あきらめた方がよさそうです。

 タラコや明太子は、無着色と書かれているものでも、ほぼ必ず、発色剤(亜硝酸Na)が点火されています。この薬品は魚卵と混合することで強烈な発ガン物質になるとの指摘もあります。そう考えると、この際ですから、タラコ・明太子の摂取は抑えめにするというのも一案でしょう。

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