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履歴書の欄だとか、もしくは初対面・自己紹介などで「趣味は」と聞かれて、窮する人は多いものです。彼らは、苦しまぎれに「読書」「音楽鑑賞」「映画鑑賞」などと答えますが、これらは、「趣味」とは言いません。
なぜなら、これらは、誰でもすることだからです。「テレビ鑑賞が趣味」とは言いませんね。趣味とは、もっと変わったものを指すはずです。本なら本を書く、音楽なら自分で楽器をやる、映画なら自主制作するくらいであれば趣味と言えますが、他人の作ったそれらを鑑賞するのが、どうして「趣味」と呼べましょう!?
ですから、趣味の欄に「読書」「音楽鑑賞」と書いているのは、「無趣味だ」ということと同じです。だったら、「なし」と書けばいいのです。正直で、良いではないですか。
そう書きにくい理由は、「無趣味な人間」というのが価値の低い人間だと見るような社会の傾向にこそあります。しかし、良く考えてみればそんなことはないはずです。なぜ趣味がなくてはいけないのですか?
そんなことよりも、堂々と「趣味は特になし」と言える人間の方が
よほど好感が持てるというものです。趣味のない自分に自信が持てず、読書だ音楽だ等と言い立てている人など、信頼に足らないことは明白です。
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