ついに、理研の笹井副センター長が自殺してしまいました。彼の場合は、マスコミがそれほど追い回していじめていた感はありませんが、それでも、理研の組織内での人間関係もありますし、ノイローゼに近い状態になっていたに違いありません。ここまで持ちこたえて、ほとぼりも冷めてきた頃なのに、実に残念ですね。 笹井氏の自殺は、マスメディアの小保方さんの扱いに対する警鐘でもあるでしょう。 一時期、リケジョとして持てはやしたものの、不正が分かるとあっというまにバッシング報道に周りました。NHKが報道番組の取材で執拗に追い回して小保方さんにケガを負わせたことは記憶に新しいですね。これらはリンチと言っても良いようなものです。 リンチで著名人を結果的に自殺に追い込んでしまった例は枚挙にいとまがありません。偽メールの永田議員や、第一次安倍内閣の松岡農相など。 このまま小保方さんのバッシング報道を続けて、ついに小保方さんが過ちを犯してしまったら、 とても後味の悪いことになるでしょう。程度の低い一方的な取材や報道は、慎むべきです。笹井氏の自殺は、身を以てそれを教えてくれているのかも知れません。