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中古マンション 住みながら売るのは不利

 
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 中古マンションは、空室で売りに出される場合と、売主が住んだまま売りに出される場合と、賃貸に出したまま売りに出される場合があります。3番目は「オーナーチェンジ」と呼ばれ、投資物件の売り方でやや特殊です。

 それに比べると、売主が住んだまま売りに出すケースは意外に多く、オーソドックスな売り方となっています。売主としても、売れた金でローンを一括返済しないと引越先の家が買えなかったり、いろいろ事情があります。こういった物件は「現況:居住中」と書かれます。

 一言で言って、住んだままで売りに出される物件は、非常に不利です。まず、買おうと思った人が中を見たいと思っても、売り主とスケジュールが合わないと見られません。それもあるので、買主は、あまり「居住中」物件を積極的に見たがりません。気まずいからです。

 そういったこともあり、日にちを決めて「オープンハウス」などと称し、
一日中、中を見せるために空けておくようなことをしたりもします。しかし、家具などがあり本来より狭く見え、生活感があって非常に「他人の家」という感じがして、なかなか「この家が欲しい」というような気にはなりにくいのです。

 故に、居住中のままで物件を売却するには、相場より少し安めの設定をするか、買いたたかれる覚悟といったものも必要になってきます。

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