本来であれば、メーカーは、商品を企画して、その製造原価を知っていて、そして値付けをするわけです。ですから、適正利益が上乗せしてあって、それで売れると思って売っているということになります。 しかし、プライベートブランド(PB)といって、コンビニやスーパーなどの小売店が企画し、コンビニやスーパーのブランドで作られている食品は、少々異なります。 メーカーに比べて、より消費者に近く、毎日消費者と接していて売れ行き商品も良く知っている小売業だからこそ、良い商品が企画できるという触れ込みではありますが、ここに、落とし穴があります。 「こういう商品をこういう価格で 売ったら、よく売れる」ということを小売店は知っていますが、その価格での製造をメーカーに押しつけてくるので、メーカーとしては、製造コストを削らざるを得なくなるわけです。 しかし、メーカーとて、元々、自社の利潤を追求するために、削れるコストは削っています。すると、何が起きるでしょうか? そうです、削ってはいけないコストを削ることになります。つまり、安全性や衛生面などが犠牲にされてくる可能性が、自社ブランド製品(NB)にくらべると非常に高くなってくるのがやむを得ませんね。 ですから、健康を守りたければ、やはり、PBには頼らない方が、余計なリスクを避ける意味では、賢明と言えるでしょう。