楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 消えゆく櫛形(頭端式)ホーム 東横線・副都心線直通で
>> 容姿を謙遜したら、自分より不細工な子を傷つけてしまう

新宿駅~新宿三丁目を、京王と都営の「二重戸籍区間」に

 
スポンサーリンク
 京王線沿線に住む人たち、とりわけ初台・幡ヶ谷・笹塚と、丸ノ内線や副都心線方面を行き来する人は、日頃とても悩まされているといいます。たとえば京王線の幡ヶ谷から、副都心線を利用する場合、幡ヶ谷に停車する京王線はほぼ全列車が都営新宿線に直通するため、新宿三丁目駅まで乗って副都心線に乗り換えるのが、時間的にも歩く距離的にもベストです。

 しかし、新宿駅~新宿三丁目駅間は京王線ではなく都営地下鉄です。この経路を取ると、東京メトロを含めて3社分の運賃がかかってしまいます。

 そのため、経済的な理由から、新宿駅の南端にして西端にある、最も不便な「通称・新線新宿駅」から、北端にある丸ノ内線新宿駅まで歩いて丸ノ内線を利用して新宿三丁目駅まで移動するか、新線新宿駅から新宿三丁目駅までは甲州街道の通路を歩くことが求められます。

 幡ヶ谷から丸ノ内線方面(例えば赤坂見附・霞ヶ関など)に行く場合は、新線新宿駅から丸ノ内線新宿駅まで歩いて乗り換えることになります。

 新宿駅から新宿三丁目の間を、運賃計算上の二重戸籍区間にしてくれれば、
この悩みは解消します。南北線・都営三田線の白金高輪~目黒駅間(共用区間)や、千代田線・常磐線の綾瀬~北千住駅間など、このような例はあります。

 京王線と都営新宿線においても、この区間を二重戸籍区間として運用してくれることは、沿線住民の悲願と言えるでしょう。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。