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不便な「下北沢」 なぜ人気?

 
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 東京・世田谷区の「下北沢」駅周辺は、渋谷にも新宿にも乗り換えなしで短時間で到達できるため、若者を中心に人気が高く、家賃相場も高めです。

 しかし、下北沢の居住性は、決して良くはありません。道路幅員が狭く、建物も矮小で、大地震の際には大火事と延焼の危険が極めて高く、また避難に適した緑地もあまり見当たりません。

 商店街が発達しているようなイメージがありますが、サブカル的位置づけから、小劇場や古着屋などが増え、生活する街としての充実はおざなりにされています。

 下北沢駅では小田急線のホームが地下化され、駅に着いてからホームに降りるまでに時間がかかるようになりました。一方で、ホームの幅員は狭く、乗り換え客でごった返し混雑を極めます。改良工事以前に比べても、混雑の度合いは増したと言えるでしょう。

 良く比較される三軒茶屋や中野に比べると、街の成熟度が低く、
頼みは「新宿からも渋谷からも1本」というところのみですが、新宿からのアクセスでいえば中野が圧倒的に勝っていますし、渋谷からのアクセスも三軒茶屋と同等でしょう。新宿までは急行で2駅ですが、この区間は追い越すことができずノロノロ運転なので、かえってストレスが溜まってしまいます。

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