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不便な「豊洲」エリア、なぜ人気?

 
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 東京の臨海部のマンション建設ラッシュで、豊洲地区が脚光を浴びています。都心に近く、利便性が高いことで大変な人気があるようです。しかし、豊洲は実は不便なところです。

 官民一体となって豊洲の開発に力を入れている関係から、あまり取り上げられませんが、惑わされないようにしたいものです。

 銀座に近いというのが最大の売りではありますが、豊洲から銀座は、銀座から六本木と同じぐらいの距離があります。自転車で行こうにも、銀座には自転車をとめる場所があまりありませんから、行ってからが困ります。

 買いものは、銀座とららぽーとに頼ることになりますが、いわゆる駅前商店街のような普段使いできる商業施設はないので、生活に便利とは言えません。

 交通機関は、実質的には東京メトロ有楽町線のみで、有楽町線はメトロの路線の中では南北線に次いで、「使えない」路線と言っていいでしょう。東京メトロ他線に乗り換えるには銀座一丁目を通り越して有楽町まで行かなくてはなりませんが、日比谷駅まで連絡通路で歩かされます。渋谷、新宿、日本橋、大手町、上野、霞ヶ関、そして東京駅の全てに対して、アクセスがあまり良いとは言えません。

 第二次東京オリンピックに合わせてさらなる開発が期待されるエリアではありますが、
地震の際の液状化や、荒川・隅田川が運んでくる放射性物質の混ざった堆積物など、心配は山積。果たしてこんな場所でオリンピックをやって良いのでしょうか?

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