楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 家電王国 秋葉原・電気街の衰退と没落
>> 繁華街のランキング(多摩部の都民が頻繁に利用する繁華街)

足立区の不人気の理由に迫る

 
スポンサーリンク
 足立区というのは、不思議なことに、東京23区の中でも、1・2位を争うくらいにイメージの悪い区です。単純に場所が辺鄙ということでいえば、葛飾区の方が上を行っています。しかし、葛飾区は柴又の寅さんや、人気マンガこちら葛飾区亀有公園前派出所(通称こち亀)のおかげでプラスイメージの知名度があります。ちなみに、葛飾という地名は本来は葛飾区付近だけを指すものではありません。

 そこへいくと、足立区は、不思議です。首都圏に住んでいる人に、「足立区の鉄道駅を一つでも言える?」と聞いてみましょう。殆どの人が、1つも言えないか、「上野」「松戸」「浅草」などと間違ったことをいうに違いありません。

 足立区は、日光街道の千住宿が置かれていたところで、今でも北千住駅は城東地域の押しも押されもしない大ターミナル駅です。しかし、その北千住でさえ、「ああ、南千住・北千住の北千住ね」という程度の認識しかされていない始末なのです。

 足立区は大変治安が悪いとされ、とくに、
有名な女子高生コンクリート詰め殺人事件の舞台だったこともあり、マイナスイメージが多くの人の記憶に残っています。実際、綾瀬駅(千代田線の終点綾瀬駅は足立区です)周辺は治安は良くありません。

 また、自動車のナンバープレートについている地名は、23区では品川・練馬・足立の3つだけです。この意味では知名度は高いはずなのですが、この中で足立区は「運転が荒い」などの悪評が絶えず、その意味でも地域のイメージを落としていると言えます。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。