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渋谷の書店が一斉消滅、共倒れ?

 
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 かつて、渋谷には「本のデパート 大盛堂」という大型書店と、三省堂書店渋谷店、紀伊國屋書店渋谷店がありました。この時代は長らく続きましたが、その後、旭屋書店が半蔵門線コンコースに面した好立地にでき、また、One Oh Nine 30's ビル全体を使ってブックファーストが超大型店を出しました。

 この時点で、渋谷には明らかに、本屋が過剰に存在していたと言えます。

 この事態は、イッキに悪化
しました。東急文化会館の取り壊しと共に三省堂が閉店、大盛堂も諸事情から閉店してセンター街入口の小店舗の体制に移行。そして、旭屋書店も撤退し、頼みのブックファーストもビルの改修に伴い閉店、旗艦店をさっさと新宿に移してしまいました。正に、渋谷には「紀伊國屋書店」のみという薄氷を踏むような状態となりました。

 ブックファーストは旧・旭屋書店の位置にうつり、文教堂・あおい書店などの中型書店はできたものの、往年の本屋の街・渋谷から比べると、かなり見劣りがする状況ですね。

 近年、東急本店の上層階に「丸善&ジュンク堂」がオープンし、渋谷地区で最大の書店となっていますが、駅から遠い不利な立地のため、いつまで持ちこたえることができるか、気になるところです。

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