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奥鬼怒温泉 八丁の湯・加仁湯の放射線量は?

 
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 奥鬼怒温泉郷という知る人ぞ知る秘境の温泉があり、交通規制のため徒歩もしくは宿の送迎でしか行けない4つの宿が営業しています。八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉、手白沢温泉です。

 しかし、福島第一原発の事故の影響により、放射性物質は福島県の中通りを南下し、鬼怒川や那須・日光を汚染地域にしてしまいました。特に那須の放射能汚染は深刻で、観光や酪農に大きな影響を及ぼしています。

 奥鬼怒温泉郷もまた、その汚染地域のラインに近いのですが、幸いなことに、航空機によるセシウム蓄積量の測定結果などに寄れば、この界隈は周辺よりも若干低く、1~2泊の滞在は問題ないと考えられるのです。

 しかし、問題はあります。こういった山の秘湯は、周辺で取れた山菜やきのこ、そして川魚を料理に出す傾向があります。はっきり言って、自生しているきのこ類は、最も放射線量が高くて危険な食材の一つで、汚染地域の自生きのこは絶対に食べるべきではありません。たらのめ、ふきのとうなども、放射能に汚染されている率が高いと考えた方が良いでしょう。

 山菜も、測定が進んでおらず、危険と見るべきでしょう。また、
川魚についても、淡水魚は放射能を蓄積しやすいことが分かっていて、明らかに危険です。

 宿側には、悔しいでしょうが、地元の食材を使わないといった配慮も必要と思いますし、宿泊客としても、なるべく、「山菜」「きのこ」「川魚」「沢ガニ」は手を付けない。こういった工夫をすれば、奥鬼怒温泉郷での宿泊は、まずまず、安全とみて良いのではないでしょうか。

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