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家電王国 秋葉原・電気街の衰退と没落

 
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 かつては電気街だった秋葉原も、パソコン街、パーツ街、ヲタク街、……とその性格を変えてきました。今なお、秋葉原に家電店はひしめいていますが、以前ほどの人気はありません。

 その理由の一つは、ヤマダ電機、コジマなどの郊外型ロードサイド家電店が台頭したことです。以前は、電化製品といえば「街の電気屋」「スーパー・デパート」「秋葉原」のどこかでしか買えなかったものです。しかし、郊外型家電店の台頭は、街の電気屋を小売店からエアコン工事屋に追いやり、そしてかつては秋葉原(大阪なら日本橋)に行かないと豊富な品揃えもなく定価でしか買えなかったものを、そのまま、日本中に持っていったようなものです。

 もう一つは、量販カメラ店の台頭です。ヨドバシカメラ、ビックカメラ、カメラのさくらや(すでに廃業)などカメラ店を前身とする総合家電量販店は多く、これらは新宿・池袋などを発祥としていますので、秋葉原まで行かずに安く家電製品を購入する場を提供してきました。

 現在、秋葉原で家電を買うなら、まず第一にあがる
選択肢は、ヨドバシカメラマルチメディア秋葉原でしょう。新宿の本店よりも大きい、事実上の旗艦店です。石丸電気やラオックスは、ヨドバシカメラに比べると規模が小さく、一昔前のもののように見えます。

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