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消えゆく櫛形(頭端式)ホーム 東横線・副都心線直通で

 
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 欧州など海外の鉄道駅では、ターミナルは櫛形のホーム形状をしていて、終端ならではの形と、広々とした空間が特徴となっています。まさに旅情を感じさせる風景と言えます。日本は首都・東京を中心に、鉄道が通り抜ける形が多く終端になってないことが多く、櫛形ホームは比較的少ないのが現状でした。

 そんな中、2013年に東急東横線の渋谷駅が廃止となり、地下の副都心線ホームと統合され、東京からまた一つ、頭端式ホームが消える運びとなりました。

 櫛形ホームは何といっても阪急梅田駅のそれが広く特徴的です。東京では、JR上野駅がそうでしたが新幹線開業に伴い縮小し、常磐線特急も東京駅発着になればさらに縮小されるかも知れません。西武池袋駅や東急蒲田駅など、他にも頭端式ホームはあるものの、東横線は開放的で明るく、また東京~横浜を結ぶ路線とあって利用者層が広かったこともあり、なくなってしまったのは大変残念なことだと言えます。

 今後も、「駅は地下化」「電車は相互直通」
という流れが進んでいくものと思われますので、櫛形ホームは次第に歴史の遺物になっていくのかも知れません。

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