混雑した電車はただでさえみんな我慢して乗っていますから、気が立っています。こう言うときに、リュックを背負った人や、堅そうな鞄を持っている人がいたら、近くに立つと痛い思いをするので、避ける人が多いのは当然です。 中でも危険なのは、肩にリュックのように背負えるようになっているギターケース(ギターバッグ)を、背負ったまま混雑した車内に乗り込む人です。 これが危険なのは、「堅い」という要素と「リュック」という要素を備えている上に、突起部がちょうど顔の高さになり、背負った本人は向きを変えると、ここは遠心力の効果で素早く他人の頭部を殴ることになるからです。 従って、こんなものを背負ったまま、混雑した電車や エレベーターに乗ってはいけないのですが、本人は気づいていないことが多く、向きを変えるたびに多くの人を冷や冷やさせています。実際、人に当たってしまえば激怒され、ギター少年=不良という偏見もありますから、そのあとケンカなどのトラブルに発展したとしても何の不思議もありません。 リュックでさえ、前に手でもって乗車するのがマナーですから、ギターバッグを背負ったままの人を見かけたら、駅員に言って注意してもらいましょう。