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福岡市長が全職員に対して、プライベートな時間も含む1ヶ月の「禁酒令」を出したことは有名ですが、朝日新聞社の記事によりますと、これに対して同市の男性職員が日本弁護士連合会に人権侵害に当たると申し立てをしたそうです。
実際、人気取りをしたい首長が、次々に禁酒令を出したんじゃ、職員はたまりませんから、このような歯止めになる措置は絶対に必要です。人事権を背景とした実質的な強制で、自由な意志を不当に束縛する人権侵害に当たると指摘し、市長から全職員への謝罪を求めています。
高島市長は、この禁酒令をかなり自画自賛しているようですが、元もとこの禁酒令は法的根拠もなく「強い要請」という形を取っており、かなり無理筋でした。不祥事を起こした職員でなく全職員を対象にすると言うのは常軌を逸していて、職員からはかなり強い不満があって当然です。
この男性職員は、身を挺して、
申し立てをしたという意味で、実にすばらしいですね。こういう首長の横暴がまかり通ってはなりませんから、広がる前に止めることができれば何よりと思われます。
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