尖閣諸島付近では常に緊張が起きていますが、以前に尖閣諸島付近で了解に侵入した漁船船長を逮捕した海上保安庁のビデオを、時の政府が公開せずに隠し、結局一海保隊員であるsengoku38さんが動画投稿サイトに投稿して職を辞した事件は、世間に衝撃を与えました。 そしてその2年後にまた、尖閣諸島にあっけなく上陸を許してしまった海保。またもやビデオを隠そうとし、結局は数台のカメラで7時間×カメラ台数分あるはずの映像を、厳選した30分に編集して、公開しました。イヤイヤ公開しているのが分かります。 彼らは、どうしてこんなにも公開するのに抵抗するのでしょうか? これは、端的に言えば、海上保安庁の失態を記録したビデオだからです。公開すれば、世間から、「あの場面はこう対応すべき」「あの指揮官は更迭すべきだ」など、まあそれはそれは勝手な論評をされ、おそらくは、ビデオを隠したときの批判以上に批判を受けるでしょう。 要するに、自分たちの情けない対応を記録したビデオなど、公開したくないのはあたりまえだということです。 その他にも、公開することで「このくらいまでの暴力や破壊行為をしても、 公務執行妨害で逮捕されないんだな、日本の海保相手なら」と、ますます中国などの活動家に甘く見られ、領土侵犯事件が増えてしまう恐れがあります。