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高速道路で渋滞が始まったときに、ハザードランプを点灯して後ろのクルマに渋滞開始の合図を送り、注意を促すようなことが、いつしか定着してきました。これは本当に必要なのでしょうか?
確かに、自分が追突されないようにするためには、単純に自分の身を守るためにハザードランプを付けるというのは有効です。しかし、渋滞時のハザード点灯は交通法規ではありませんから、やるやらないは自由です。マナーではなく、自分の身を守るために勝手にやるのは自由ですが、後続車に強制できるものではありません。
ところが、渋滞合図のハザードを長々とずっと付けていて、後続車の立場からすると「分かったよ」と言いたくなることが多いですし、こちらがハザードを付けるまでずっと付けていることがあります。こちらがハザード点灯派でなければ、いつまで付けている気なのでしょうか?
追突事故が生じかねない本当に危険なときは、
ハザードランプを点灯することに気を取られ時間を使う方がむしろ危険を増大させます。そんなときは一秒を争って力一杯ブレーキを踏む方が先で、そのことに全神経を集中させる必要があります。ハザードランプを付けようと気を取られるあまり、かえって追突事故を起こす可能性だってあります。
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