「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
クルマをバックで運転するというのは、慣れないうちは、難しいものです。狭い道路で前からクルマが来てしまい、すれ違いできる場所まで結構な距離をバックしなければならないこともあります。バックの運転にも慣れておかなくてはいけないですね。
まっすぐバックするだけなら簡単ではないかというように思いますが、案外、そうでもありません。まっすぐだったつもりが、そのうち道の端によってきてしまい、塀や柵にこすりそうになる。実際、このような事故が発生しています。こういうとっさの時に、なぜかつい、ハンドルを逆に回してしまうことがあります。
右に曲がりたいときにはハンドルを右に、左に曲がりたいときにはハンドルを左に、なので、前進の時と変わりないし、簡単なはずなのに、どうしてハンドルを逆に切りたくなってしまうのでしょうか。これには、ワケがあります。
バックするときには、顔も体も後ろを向いているので、「右に曲がりたいからハンドルを右に切る」といっても、「右に曲がりたい」の「右」がクルマに前を向いて座っている場合の右を指しているのです。運転者が後ろを向いていれば、それは顔に対して「左」に曲がることを意味していて、ハンドルは右に切らねばならない。複雑ですね。
こういうことは、体で覚えるか、もしくは、感覚的に覚えるようにすると良いでしょう。事故を起こさないように心がけたいものです。
は編集部のオススメ記事です。