細川護煕元首相が立候補し、それを小泉純一郎元首相が全面支援する。そんな流れから東京都知事選が話題になっていますが、ここへ来て、「小泉元首相と細川元首相を○○駅で見た！」と言う人が増えています。政府からはメディアに圧力があると言われますから、彼らはあまりテレビで取り上げてもらえず、街頭演説に頼るしかないということもあるのでしょう。

　それにしても、東京に住んでいると、周りの友人・知人・家族から、知り合いのツイッターなどに至るまで、都内各所で細川・小泉コンビが演説しているのを見たという生の声が非常に増えていると感じます。これが示しているのは、一体どういうことでしょうか？

　これが、猪瀬直樹とか、ワタミの社長とか、舛添要一とかでは、あまり話題にならないのです。選挙の時期に候補者が駅前にいて生で見られるのは当たり前ですから、候補者を見たからと言っていちいち話題にしてはいられません。

　それでも、細川さんと小泉さんを見た、ということは話題にされるのです。 元首相２人の組み合わせというのは影響が大きく、また、かつてこの２人ほど国民に広く期待されて総理大臣に就任した人もいないでしょう。

　単純に「話題にすること＝支持すること」とはなりませんが、二人の影響力の大きさがハンパではないことがうかがえますね。