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「どんでもございません」という表現は誤用?

 
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 「とんでもございません」という言葉が使われることがありますが、この用法は間違いであるとの指摘があります。実際のところ、どうなのでしょうか?

 「とんでもない」で1つの単語であるから、「ない」の部分だけを「ございません」に変えるのはおかしい、というのがその主張の論拠です。

 この説によれば、当然ながら、「とんでもありません」という言い方も、間違いだということになります。この言い分はもっともで、正当だと言えます。つまり、結論すれば、「とんでもありません」も「とんでもございません」も、間違った言い方です。

 この考え方が受け入れられにくいのは、「じゃあ、とんでもないを丁寧にいう場合どうしたらいいのか」と思うからです。もちろん「とんでもないです」で構わないのですが、もっと丁寧にしたい場合はどうしたらいいのでしょうか?

 そういう場合は、「とんでもない」をそのまま使って、「とんでもない
ことでございます」といえばよいのです。しかし、「とんでもございません」はもはや定着しつつありますから、「とんでもない」が1つの単語なら、「とんでもございません」もこれで1つの単語だという強弁も可能かも知れませんね。

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