東西線は、東京メトロの路線としては珍しく地上部分が長く、私鉄と同様な「沿線エリア」を抱えている路線です。また、古くから快速運転を行っていることでも知られます。そんな東西線の一番の弱点は、何といっても「混雑」です。

　この度を超えた混雑は、西葛西、南砂町など都心に近くになるにつれて、ホームに乗り切れない客、「積み残し」が多く発生してしまいます。むしろ、慣れないといつまでたっても乗れないことになりかねません。

　また、台風など天候の影響を受けやすく、たびたび運休する路線としても知られます。すると、大勢の利用者が列を成して、決して近くはない京葉線や都営新宿線の駅へ流れていきますが、当然ながらそちらもパンク状態となります。

　一方で、都心部においては、日本橋・大手町を通るものの、 銀座や新宿のような便利な繁華街とは縁がなく、遊びには不便。どの駅も薄暗く、雰囲気が良くありません。快速運転も、東葉高速鉄道や西船橋からJR利用の人にとってはありがたいですが、あまり沿線住民にとってメリットがあるものではなくなっています。