長期休暇も、いつかは必ず終わります。というか、最初から、終わりが決まっています。こどもの頃は、夏休みなんて長いから、永遠に終わりが来ないかのように考えてしまうものです。しかし、ちょうど半分を過ぎると、折り返し点を過ぎてからの早さは凄まじく、あっという間に終わってしまいます。

　後半は、もはや終わるのが怖くなっていますから、平常心では過ごせません。連休も長期休暇も、前半が勝負です。

　３連休なんかは、最後の１日は、平日に備えた準備期間でしかありません。

　ゴールデンウィークは、飛び石になっていて間に平日があるので、まだ終わりに適応しやすい方です。それでも、ゴールデンウィーク後半の連休のうち、３日目も過ぎるともう、連休は終わったも同然です。

　連休になると、それが終わるのが怖い……。これを克服するにはどうしたら良いのでしょうか？

　そうですね、それは、連休だと思うからいけないのです。たまたま休みがくっついているだけで、１日１日は独立した休みだと考え、気を引き締めることです。連休だと思うと安心しきって、気が緩みきって、もう普段の自分と全然変わってしまう……これでは、すぐにまた平日モードに切り替えができないのは当然です。